WOO YOUNG MI COLLECTION
2019SS ‘NEW ROMANTIC BOHEMIAN, BOWIE’
ケイティ・チョンは、メンズウェアで新しい部類のフルイド（fluid）な若者層の登場に関心を持ち、非伝統的アーティストである彼らが表現する音楽・映画・詩・ファッションなど様々な媒体の間を自由に行き来しながら、新しい言語を創造する様子を観察した。既存のメンズウェアの境界を崩した自由奔放で陽性的な彼らのファッションスタイルからデヴィッド・ボウイ（David Bowie）を感じながら、彼女は彼らを妄想家であり愛している人たちであり、新しい言語を創造する非順応主義者として彼らをニューロマンティックボヘミアンとして定義した。2018FWコレクションは、お互いに異なる要素と雰囲気を持つ製品を一緒に披露し、これらを一緒に組み合わせて、ウ・ヨンミの新しいミューズを作り出した。ラグジャリなジャケットとコートにヴィンテージウェアやスポーツウェアを結合するかと思えば、伝統的なシルエットを変形させたアウターウェアには馴染み深い青色のクラシックなシャツを、スポーツウェアから影響を受けた独特な素材のジャケットにはロゴが刻まれたトラックパンツと一緒にマッチした。また、デニムとアウターに適用された曲がりくねった模様の刺繍は、新しいキルティングの効果を出し、ハワイアンカラーとネッカチーフの結び目はコレクションのロマンチックさをさらに倍増した。 このロマンチックな美学は、ミューズが公演の舞台から抜け出して騒々しい雰囲気のバックステージに入る姿を描いた。現実不可能なようなクールさを表す60年代末から70年代初めのニューヨークのミュージックシーンを撮影した米国の写真家ロバート・メイプルソープの写真が今シーズンのスタイルにインスピレーションを与えた。
JP
